(公財)広島県男女共同参画財団「エソール広島」は,男女共同参画社会づくりのための拠点です

HOME
>
チャレンジ支援
>
女性のチャレンジ支援事業
>
チャレンジTALK
>
まちのパトロール 白バイ隊

広島初の女性マイスター


白バイ隊
むかって左が椋さん(白バイ隊入隊後4年半)
右が入江さん(白バイ隊入隊後1年)
 

 

 

 

 

 

 

白バイというと,街中を走っている姿や駅伝での先導を思い浮かべます。

早速ですが,仕事上で印象に残っていることを教えてください。

入江さん  白バイの仕事は,白バイに乗って交通指導取締りをすることで,安全な運転をすることからはじまります。白バイに乗っているということだけで,周囲の視線を意識します。はじめて白バイで路上に出たときの緊張感がもっとも印象に残っています。

 

椋さん  私は去年まで白バイの全国大会に出るための訓練をさせていただいたことです。この全国大会は決められたコースを早く安全に走るという技術を競うというものですが,県代表として3年間訓練を受けることができたのは大変貴重な経験だったと思っています。

 

 

白バイ隊の中で女性は何名いらっしゃるのですか?

入江さん  県で3名です。うち一人は産休中なので,現在は2名です。

 

 

この仕事で女性として大変だったことはありますか?

椋さん 一人で動くので,女性であることで私が大変というより周囲の方が気を使っていると思いますし,上司(係長)が一番心配されていると思います。

 

入江さん この組織は男性が9割以上なので,男性の中にも女性の中にも,女性には難しいだろうと思っている方がいらっしゃると思います。だからこそ,事故を起こしちゃいけないと思っています。仕事内容そのもので考えると,交通機動隊は取り締まりをするのが仕事なので,人と人との関りが重要になってきます。交通違反を見つけて取締る際の技術の向上は,もちろんキャリアもありますが,女性のほうがやりやすい面もあるかもしれません。

 

 

白バイ隊をめざしている若い人たちへ,こういう仕事だよというか,

魅力などのアピールをお願いします。

椋さん 白バイに乗れるのが一番の魅力でしょう。それから他とは違うのは,全国大会にいけるということです。この大会のために訓練をしましたが,技術など全然違ってきます。職場では一人の人間として関っていくことを心がけています。男性が多い職場ですが,私が先輩を尊敬するように私自身も尊敬されるよう,性別に甘えないような関りを心がけています。

 

入江さん 人と人との関りあいというのも魅力の一つと思います。最近は,人と話がうまくできない,コミュニケーションがとれない,人の気持ちがわからないという声をききますが,この仕事はまったく知らない人との関り合いです。最初の一言で大体の感じを読み取り,また,こちらの一言で相手がどのように返してくるかといった,一瞬の中での対話の仕方や技術が問われます。

 

 

警察官になろうとしたきっかけを教えてください。

椋さん 高校卒業後警察官になりましたが,特に迷いもなく,社会の役に立つ仕事を考えていました。一般職という道もあったと思いますが,デスクでの仕事より外にでて人と関りのある仕事をしたかったので,警察官になろうという気持ちはありました。

 

入江さん 大学が法学部で法律を学んだので使える仕事がいいと考え,擬律判断の最初の現場であるということで決めたのと,高校生のとき一年くらい留学していたときのホスト・ファザーの影響が強かったと思います。アメリカは銃社会でもあり私も実際銃声を聞いたこともありますが,仕事での大変さなどを全然家庭にもちこまないといった人間味にあこがれたと思います。

 

 

お二人のこれからの夢は?

椋さん 性別に関係なく一人の人間として,県民の方に信頼される警察官になりたいと思っています。そのためにも,いろいろな部署で経験を積みたいです。

 

入江さん 男性が多い職場なので,もっと女性が活躍できる職場であればと思います。同期は女性6人ですが,県全体の警察官が約5000人で,女性警察官は100人くらいですから,本当に少ないです。警察はもともと全く女性がいない分野で,最近少しずつ女性の姿を見るようになってきて,今では女性の警部もいますよ。

 

 

就職・進路を考えているあなたへのメッセージ

 

入江さん 私の周りでも結婚を機に辞めていく同期が少なくありません。一生の仕事として働き続ける女性も増えているので,結婚するまで...といった考えで仕事を選ぶのではなく,一生やりたいなという仕事をぜひ見つけて欲しいと思います。いろいろな理由でやむを得ず辞める選択をする人もいるかと思いますが,やりがいのある仕事だと思っています。

 

椋さん 社会の中で,仕事を続けている女性はまだ少数派だと思います。女性であるということは一方で守られている部分もありますが,それに甘えることなく頑張ろうという気持ちをもっていればどんな仕事でも楽しくやっていけると思います。