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海のパトロール 海上保安官

海のパトロール 海上保安官


第六管区海上保安本部広島海上保安部交通課
航行援助管理官付 岩﨑優子さん
 

 

 

 

 

 

 

 

現在の仕事について教えてください

海上交通の安全確保に関係する仕事を主にしています。 海には陸上のように道路がありません。このため海を安全に航行できるように、陸でいう信号のような役割をする航路標識とよばれる標識が各所に設置してあります。例えば航路を示すために海上に設置されている灯浮標(ブイ)や,防波堤の先端に位置し港口を明示する灯台のことです。灯台やブイは無人ですので、夜間になると自動点灯し明るくなると自動消灯する機械が設置されていて、電源は主に太陽電池でバッテリーを充電しこの電源で動いています。これらが正常に機能せず消灯すれば船舶の航行に支障をきたしますので、随時、点検・保守を行っています。また、船舶接触等で灯浮標が消灯、破損した場合には、夜中であっても復旧のため現場に向かいます。
また、広島海上保安部は広島港の港長として、港内の船舶交通の安全、整理整頓を図ることを目的に定められた港則法に基づく,届出及び許可などの業務を行っています。主なものでは船舶の入出港にかかる届出の受付、危険物運搬にかかる許可申請や,このほか港内での工事,港内での行事(ヨットレース等)の際の許可申請等があります。
このほか海難を未然に防ぐために、ライフジャケットの着用、118番の活用、連絡手段として携帯電話の携行(防水パックの活用)等を、海上での安全指導及び安全講習会等で指導しています。平成20年4月1日から、航行中の小型漁船に一人で乗船して漁ろうに従事する場合、ライフジャケット着用が義務付けられますので、最近ではこういったことを重点的に指導しています。

 

就職のきっかけは何ですか

星空を眺めるのが好きで、天体観測に興味があったからです。海の仕事なのに何故と思われるかもしれませんが,昔はGPSなどありませんでしたので、夜には星を頼りに航海をしており、このため海上保安庁では天体観測を行い航海で利用する航海暦(天測暦等)等を刊行しています。大学の受験勉強をしているとき,たまたま海上保安庁の人事募集のパンフレットを見て,その中に海洋情報部で天体観測の仕事がある事を知りました。大学進学ではなく,好きな事が仕事で出来るのならと海上保安庁を受けました。合格した後に京都の舞鶴にある海上保安学校で一年間、専門のコースの勉強をした後に、現場に配属されました。まだ天体観測の仕事には携わっていませんが、現場に出てみて感じたのは、海上保安庁の仕事は、海難救助はもとより、 環境保全に関する仕事や、今現在携わっている航行安全に関する仕事等大変幅広く、大変やりがいのある仕事ばかりだということです。

 

仕事をしていて良かったなと思う時はどんな時ですか

灯台の巡回をしている時に、地元の方に灯台を利用していますと言われ,役にたっていることが実感できた時です。 また、安全指導で海上パトロールを行い、ライフジャケットの着用率が上がってきて、みなさんの意識の向上が感じられた時です。

 

職場で女性ならではの苦労はありましたか

苦労という事では無いのですが,女性が宿泊できる設備の整った船艇が少ないので、担当であっても船艇行動の出張で宿泊を伴う場合は、業務に当たれないことがあります。しかしながら、女性にしかできない業務もあって、事件等で女性被疑者を逮捕した時等には,女性海上保安官が身体検査等を実施することとなっており、女性海上保安官がいない部署へ応援に行ったりもします。

 

若い世代へのメッセージをお願いします

できるかなと思う前にやってみたら出来る事もあると思います。いろいろやってみないと分からないし,諦めずに挑戦してみる事が大事だと思います。

 

海上保安官の仕事

  1. 海上交通の安全確保
  2. 海上災害の防止・海洋環境の保全
  3. 海難救助
  4. 海上における治安の維持