>>リーフレット「ジェンダーのこと、ちょっと気になる人のためのもやもや解消読本」
コンテスト実施の背景
広島県では、令和3年度から、「固定的な性別役割分担意識」の解消に向けて、参加者が「性別による思い込み」に気づき、互いの思いや考えを共有し、発信する「わたしらしい生き方を選択するための『わた生きゼミ』」を開催してきました。
「わた生きゼミ」3年目となる今年、広島ではG7サミットが開催され、ジェンダー平等の実現に向け一層の努力をしていくことが首脳宣言に明記されました。
そこで、広島県内のジェンダー平等に向けた機運を盛り上げるため、これまでの「わた生きゼミ」の特別企画として、広く県民のみなさんが参加できる「ちぃと もやもや ジェンダー川柳コンテスト」を企画しました。
コンテストの概要
「男は仕事、女は家庭」
「女のくせに」「男のくせに」…。
こんな決めつけ、もう終わりにしませんか?
誰かのこんな態度や言葉で「もやもや」した、あるいは「もやもや」させてしまったエピソードなどを「五・七・五」で大募集!
あなたが「ちぃと」感じた「もやもや」が、多くの人の共感や気づきになって、世の中を変えていきます。
「男だから」「女だから」など性別による思い込みや決めつけで「もやもや」したこと
【審査員長】県立広島大学教授 上水流 久彦さん
イラストエッセイスト 犬山 紙子さん
タレント 中島 尚樹さん
日本放送作家協会/中国・四国支部 監事 山田 幸さん
受賞作品
初の開催となった「ちぃと もやもや ジェンダー川柳コンテスト」。性別による思い込みや決めつけでの「もやもや」が1,649句寄せられました。
一次審査を通過した30作品の中から、審査員が選んだ最優秀賞、優秀賞、審査員賞を発表します!
※川柳をクリックすると、作者コメントなどをご覧になれます。
【最優秀賞】
【優秀賞】
【審査員賞】
【入賞】
一般投票について
一次審査を通過した30作品の中から、共感度No.1作品を決める一般投票を、11月3日〜11月12日の間、本サイト上で実施しました。
投票総数663票のうち、最も多くの票を集めた共感度No.1作品はこちら!
【県民共感度No.1賞】
※川柳をクリックすると、投票者の声をご覧になれます。
応募川柳について
応募者の性別は、女性が75%、男性が21%、その他が4%でした。
性別・年代別では、30代・40代女性からの応募が半数以上を占めました。一方、70代では、女性より男性の応募が目立ちました。
今回、予想を上回る数の川柳が寄せられ、性別による思い込みや決めつけにまつわるみなさんの「もやもや」が、ひしひしと伝わってきました。
パネルの貸出について
コンテストの受賞作品・入賞作品について、パネルを作成しました。
市町・企業・関係団体などに無料で貸出を行っています。(送料は、ご負担ください。)
貸出方法などについては、こちらをご覧ください。
おわりに
今回選ばれた作品が、自身の性別による思い込みに気づいたり、行動を変えたりするきっかけになったらいいな、と思います。そして、社会全体の意識が変わっていく先に、性別にとらわれず「自分らしい生き方」を選択できる社会がある、と信じています。
初開催のコンテストでしたが、みなさんに力強く支えていただきました。ありがとうございました。
今後は受賞作品を中心にジェンダー川柳にこめられた思いなどを発信していきます。引き続き「ちぃと もやもや ジェンダー川柳コンテスト」への応援をよろしくお願いします。
※このコンテストについての概要や、ジェンダーを取り巻く「なるほど!」をまとめたリーフレット「ジェンダーのこと、ちょっと気になる人のための もやもや 解消読本」が発行されました。ご興味のある方はぜひ、ご覧ください。
こちらからデータをダウンロードできます。
ジェンダーのこと、ちょっと気になる人のための もやも解消読本(PDF)