”もやもや”を伝えること、気づくことの大切さって?
中国電力株式会社
地域とともに成長するために

(人材活性化部門(DE&I推進)部長 森田 奈緒子さん)
(人材活性化部門(人材活躍推進) 水澤 俊治さん)

●今回、ジェンダー川柳コンテストにご協賛をいただいた理由は?

 ジェンダーをはじめとするダイバーシティの推進や、仕事と家庭の両立支援は、少子高齢化や人口流出が進む中国地方において、地域社会の活力を高めるために重要な取組だと思っています。中国電力が地域社会と共存共栄し、持続的に成長するためにも欠かせません。当社はこれまでも、グループ全体の方針として「多様な人材の活躍推進方針」を掲げて、性別に関係なく社員一人ひとりが活躍できるよう、仕事と家庭の両立支援や女性活躍をはじめとした多様性の推進に取り組んできました。今年4月からの行動計画(※)をスタートさせるにあたっては、「性別に関係なく誰もが活躍できる企業」をありたい姿として、社員全員と認識を共有したところです。
※次世代育成支援対策推進法および女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画
 
 今回お声がけいただいた「ジェンダー川柳コンテスト」は、こうした当社の考えと通じるものがあるなと思ったところが協賛させていただくこととした理由の一つです。いわゆるアンコンシャス・バイアスと呼ばれる、例えば、「女性だから、男性だから」などといった決めつけはどんどん取っ払っていくべきというのが世の中の流れではないかなと思います。また、広島県の若い世代の転出超過を背景として、広島を「働く場所」として魅力的な場所にすることを目的に、ひろぎんホールディングスが中心となって立ち上げた「HATAful(はたフル)」に当社も参加しており、こうした取組にも繋がるものと考えています。
 川柳は、5・7・5の短い言葉ですが、だからこそ、ふと読んだ人が、ハッとしたり、ホッとしたり、分かる!分かる!と共感したり、きっかけとして入りやすく、まずは自分自身のアンコンシャス・バイアスに気づいてもらうという意味でも、とてもいいアイデアだなと思っています。中国電力も一緒になって盛り上げていきたいと思っています。

「性別に関係なく誰もが活躍できる企業」を目指して
●ジェンダーなどのダイバーシティ推進について取り組んでいることはありますか?

 先ほど申し上げたとおり、当社は「性別に関係なく誰もが活躍できる企業」をありたい姿としています。具体的には「各職階の男女比が社員の男女比と等しく、男女ともに仕事とプライベートを両立しており、男女間の賃金差異が解消された状態」だと考えています。今のところ、例えば、女性社員比率は20%程度ですが、管理職(課長以上ポスト)では4%程度という状況にあります。こうした比率を同じにしていきたいと思っているところです。
 それから、女性・男性に関わらず仕事とプライベートの両立にも力を入れています。例えば、男性の育児休職については、昨年(令和6年度)の取得率は70%、平均取得日数は66日となっています。男女ともに仕事と家庭を両立できる職場づくりの一環として、以前から、育児休職体験談を社内ホームページに掲載しています。そこには取得者本人が不安に思っていたことや事前に準備していたこと等のほか、取得者の上司にも登場してもらい、今後、取得を考えている人への後押しや、他職場へのアドバイスなども含めて本音のエピソードが語られているように思います。そんな体験談が社員にシェアされ、職場全体でだんだんと「育休取得は当たり前」という雰囲気が出来上ってきており、取得率向上の一翼を担ってきたのではないかと思っています。今後は、男性育休取得率100%が目標です!

●中国電力(株)のダイバーシティの推進に向けた今後の取組は?

 行動計画では、「女性管理職の増加」「男性育児休職取得の向上」「労働時間の短縮」という3つをテーマに、足元3年間で取り組むチャレンジングな目標を掲げています。アンコンシャス・バイアスの払拭や、誰もが安心して子育てできる職場づくり、若手社員の早期育成等に取り組んでいきます。
 こうした取組をしっかりと前に進めていくため、今年(令和7年)6月には「女性活躍推進会議」を立ち上げました。当社の女性活躍推進担当役員が議長を務め、各組織のトップに集まってもらい、議論を行っています。これまでも、各研修会などを通じて、管理職や女性社員の意識改革に取り組んできたところですが、更なる活躍の後押しとなるよう、組織横断で進めていくことが重要だと考えています。
 また、働き方で言えば、フレックスタイム勤務制度、在宅勤務制度、短時間勤務制度をはじめ、時間単位休暇や生活上の様々なニーズ(育児、看護、介護等)に対応するための当社独自の休暇制度(有給)を設けるなど、働き方の選択肢は充実してきていると思います。社員がそれを上手に組み合わせて活用し、働きやすく、働きがいのある、充実した生活を送ることができるよう、「性別に関係なく誰もが活躍できる企業」を目指して取り組んでいきたいと思っています。

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