(公財)広島県男女共同参画財団「エソール広島」は,男女共同参画社会づくりのための拠点です

HOME
»
講座イベント実施報告

講座イベント実施報告

令和2年度 エソールひろしま大学


この講座は,男女共同参画社会づくりを推進するため,困難・不確実性が拡大する時代に,自主性・自立性を持ち,柔軟に考え,生き抜く力を身に付けた人財の養成を目的として実施しました。

今期は令和3年1月から3月まで,オンラインで全6回にわたり開講しました。
県内各地から,幅広い年齢層の11名の方に受講いただきました。

 
実施日 テーマ 講 師
1/30(土) 男女共同参画概論
~SDGsから男女共同参画を
読み解く~
丸本 美加さん
(瀬戸内グローバル・アカデミー講師・米国認定NPOアドバイザー・英国グローバルNGO, HelpAge International 理事)
長尾 ひろみさん
(公益財団法人広島県男女共同参画財団 理事長)
2/6(土) 女性目線で考える防災 秦 好子さん
(環境・防災系コンサルタント)
井上 佐智子さん
(廿日市市議会議員,
ひろしま女性NPOセンター未来 理事長)
2/13(土) 世界における難民
~ジェンダー平等の課題~
石川 えりさん
(認定NPO法人 難民支援協会 代表理事)
岡戸 良子さん
(世界YMCA同盟常議員・
アジア太平洋YMCA同盟ジェンダー委員会 元委員長)
2/20(土) コロナ禍から見えた社会問題
~DVを中心に~
林 淳一郎さん
(中国新聞社 報道センター社会担当)
栾 暁雨さん
(中国新聞社 報道センター社会担当)
3/6(土) ヒロシマから考える平和
~時代を生き抜く~
岡田 恵美子さん
(被爆体験証言者)
渡部 朋子さん
(特定非営利活動法人 ANT-Hiroshima理事長)
3/20(土) 課題解決に向けた広島への提言
~アクションプラン~
野原 建一さん
(県立広島大学名誉教授)
丸本 美加さん・長尾 ひろみさん


受講生からは,次のご意見をいただきました。​
・SDGsをはじめ,今学習したい課題がありました。
・どの講師の方も実体験があり,大変心に響く内容でした。
・講座内容がグローバルな視点で問題を考えるといったレベルの高い内容であり、
 また参加の皆様のレベルの高いお考えをお聞きする事ができ,とても有意義で
 勉強になった講座でした。ありがとうございます。

・コロナ禍にあり広島への移動であったり会場での密を心配することなく,また
 自宅で参加できるので時間の節約もできました。またいろんな地域の方、世代の
 違う方(若い方)の意見も聞けて良かったです。



受講生の皆さま,講師の皆さま,ありがとうございました。
今後の地域でのご活躍をお祈りしています。




 丸本 美加さん


 秦 好子さん,井上 佐智子さん


 石川 えりさん


 岡戸 良子さん


 林 淳一郎さん,栾 暁雨さん


 岡田 恵美子さん,渡部 朋子さん


 野原 建一さん

 

公開講座 LGBTスタディーズⅡ


この講座は,誰もが自分らしく生きる社会づくりの一助とするため,男女共同参画の意識啓発につながる研修を広く県民を対象に実施するものです。
今回は,「視覚映像」からジェンダー,セクシュアリティの読解方法について3人の講師から学び,すべての人が有する人権問題とする基本的な考え方を「LGBTスタディーズ」というテーマで学習することを目的として企画しました。

 
実施日 テーマ 講 師 受講者
3/14(日) LGBTスタディーズⅡ
アイデンティティ再考
Queer Visionsという新しい
アプローチ
菅野優香さん
(同志社大学大学院准教授)
ミツヨ・ワダ・マルシアーノさん
(京都大学大学院教授)
河口和也さん
(広島修道大学教授)
40名


参加者からは,次のご意見をいただきました。
・日本映画におけるLGBT表現の幅の広さ,発見でした。
・LGBTのことばかりでなく「Q」についてたくさん知ることができ,また
 映画とのつながりがある事も理解できました。
・様々な人権に対する課題を共生社会の中に取りこんでいいという考えに
 共感できました。
・三者それぞれのお人柄,語り口がとても魅力的でした。言葉に力があふれて
 いました。勉強,学ぶことを大切にし,映像なども「見る,読み取る力を
 つけたいと改めて感じました。決めつけない,本人の自由をいちばんに!


ご参加の皆さま,講師の皆さま,ありがとうございました。
エソール広島では,今後もLGBTやジェンダーに関するイベントを積極的に
取り組んでいきたいと考えておりますので,ご期待ください!



 

令和2年度 LGBT関連図書ビブリオバトル


このイベントは,エソール広島情報スペースの図書を有効活用し,来館者が学ぶことを目的とした読書会・勉強会を実施することにより,より多くの方にエソール広島を知ってもらい,親しんでいただきたいと企画したものです。

令和3年2月27日(土)に実施し,9名の方にご参加をいただきました。

バトラーの4名からは,次の本の魅力について熱くプレゼンしていただきました。

・『多様な性の視点でつくる学校教育―セクシュアリティによる差別をなくす
  ための学びへー』

  眞野 豊 (著) 松籟社
・『教科書に見る世界の性教育』
  橋本 紀子, 池谷 壽夫, 田代 美江子 (著) かもがわ出版

・『デビルズライン 1-14巻』
  花田 陵 (著) 講談社
・『誰かの理想を生きられはしない:とり残された者のためのトランスジェンダー史』
  吉野 靫 (著) 青土社




参加者からは,次のご意見をいただきました。
・自分のセクシュアリティに関連した,興味深い本を知ることができました。
・新しい本との出会いがうれしかったです。
・実際の学校現場での性についての行動,活動などを知ることができました。
・LGBT等に関する現状,今後の課題が分かりました。


ご参加の皆さま,ありがとうございました。

 

令和2年度 エソールきらめきトークライブ


このイベントは,社会の様々な分野でがんばっている女性をゲストスピーカーに迎えて,マイストーリーを語ることによって,参加した女性が勇気や元気をもらい,自分らしく一歩を踏み出して生きていこうと思ってもらう場として企画したものです。

今期は令和2年6月から令和3年2月まで,全7回にわたり実施しました。
延べ118名,うちオンラインでは延べ52名の方にご参加をいただきました。

 
実施日 テーマ ゲスト 受講者
(うちオンライン)
6/24(水) 働くサイズを決めた人生デザイン 湊 容子さん
((同)おけいこドットコム
代表社員)
29名(16名)
7/29(水) うまくいかないのは本当の自分の力を知らないだけだった~どん底から最高へと変わった人生~ 公文 ユカさん
(ナーシング・
ヘルスケアラボ代表) 
19名(6名)
8/26(水) 人生に,恋しよう!~わたしが愛しくなる。
幸せに生きる為に大事な3つのこと~
藤岡 弘美さん
((株)藤岡組 心の美容家)
19名(11名)
9/30(水) 縁の流れに身をまかせ
~この年になって気づいたこと~
徳永 真紀さん
(フリーアナウンサー・
イメージコンサルタント)
14名(6名)
10/28(水) 美ボディメイクで心も身体も美しく
~育児中の主婦が日本一になるまでの道のり~
大屋 弥生さん
(トレーナー・テニスコーチ・モデル)
12名(3名)
11/25(水) やりたい,変わりたいと思う気持ちを大切に
~勇気を出して一歩踏み出せば,未来は無限に
広がります~
勝 さやかさん
(ジャパニーズビューティ(株)代表取締役)
14名(5名)
12/23(水)
※中止
幸せな人生を歩むために必要なこと 山崎 幸枝さん
((株)petapeta
代表取締役)
2/24(水) 目の前に起こったことに全て意味がある
~捉え方次第で人生が変わった!~
岡本 千春さん
(美容料理家)
11名(5名)


参加者からは,次のご意見をいただきました。
・これからを考える時間も多いコロナ禍,生きるヒントになる事が聞けてよかったです。
・チャレンジすると変われるんだ!!と勇気をいただけました。
・自分を大切にして,自分の気持ちと向き合うことが何より大切だと気付かされました。
・自分が信じたことをことばで伝えるということが,とても大切だと思いました。
・他人の評価ではなく,自分軸で生きていく事が大切だと思いました。


ご参加の皆さま,ゲストの皆さま,ありがとうございました。



 

公開講座 性の多様性~LGBTスタディーズ~


この講座は,性の多様性(性的指向・性自認)について学び,特にカミングアウトの重大性や,当事者の命に関わるアウティングの問題について,すべての人が有する人権問題とする基本的な考え方を学習することを目的として企画したものです。

80名,うちオンラインでは35名の方にご参加をいただきました。

 
実施日 テーマ 講 師 受講者
(うちオンライン)
2/21(日) 性の多様性
―LGBTスタディーズ―
河口 和也さん
(広島修道大学教授)
當山 敦己さん
(ここいろhiroshima共同代表)
80名(35名)


参加者からは,次のご意見をいただきました。
・当事者のお話を直接聴くことができ,LGBTの理解が深まりました。
・自分自身の中にも色々な多様性がある事に気付かされました。
・これまで自分との共通点が多い人を捜して,友人として付き合ってきました。
 違いが多い人は何となく避けてきたのですが,その違いを受け入れる勇気が
 出たように思いました。
・おふたりとも自然体で話していただき,その事でとても身近な問題に感じる
 ことができました。


ご参加の皆さま,講師の皆さま,ありがとうございました。



 

公開講座 ZOOM映えLESSON!+SDGsプチセミナー


この講座は,ジェンダーについて幅広く学び,特にデートDVの予防につなげ,誰もが自分らしく生きる社会づくりの一助とするため,男女共同参画の意識啓発につながる研修を学生等を対象に企画したものです。

また,新型コロナウイルス感染症の影響下で働き方が変革する中,就業不安に対応し,オンライン面接や社会人になっても役立つオンラインスキルを学ぶ内容としました。

20名,うちオンラインでは17名の方にご参加をいただきました。

 
実施日 テーマ 講 師 受講者
(うちオンライン)
2/14(日) 社会に出てからも自分らしく
生きるために(zoom映えLESSON+SDGsプチセミナー)
藤本圭子さん
(弁護士)
徳永真紀さん
(フリーアナウンサー)
20名
(17名)


参加者からは,次のご意見をいただきました。
・女性のジェンダー差別の問題の話を詳しくお聞きしたのは初めてで、思っているよりも
 世界と比べても早く解決していかないといけない問題だということに気付きました。
 また、後半のZoom映えの講座では、自分はどの顔の形のタイプに合わせて簡単に
 似合う服装が診断できるなど、実践につなげやすいとアドバイスを沢山いただき
 勉強になりました。

・具体的な事例に基づいて,アドバイスやヒントがたくさんもらえました。
・前半のセミナーでは,とても具体的な例を挙げて説明していただき,とても分かり
 やすかったです。女性として,差別に対して泣き寝入りしてはいけないと思うと
 同時に,自分でも無意識に差別をしないよう気を付けなければいけないと思いました。
 後半のセミナーでは,画面越しに映る際のポイントなど,とても勉強になりました。



ご参加の皆さま,講師の皆さま,ありがとうございました。

 

令和2年度 高校生向け出前授業


この講座は,今後の社会を担う高校生が「男女共同参画」について考えるきっかけにしていただくこと,また,多様な人々がそれぞれの個性と能力を生かして自立した生活を送り,お互いを理解し尊重することの大切さなどについて,学んでもらうことを目的として実施しています。

今期は令和2年9月から令和3年2月まで,7校で実施し,509名の生徒の皆さんに受講していただきました。

 
実施日 実施高校名 テーマ 受講者(対象学年)
9/14(月) 県立海田高等学校定時制 男女共同参画の視点を通して働くことの意味 13名 (4年生)
9/16(水) 県立呉三津田高等学校定時制 デートDV 10名 (3・4年生)
10/21(水) 県立賀茂高等学校定時制 LGBT 36名 (1~4年生)
11/26(木) 比治山女子高等学校 LGBT 191名 (2年生)
12/6(日) 県立東高等学校 男女共同参画の視点を通して働くことの意味 24名 (2年生)
11/19(木) 県立戸手高等学校 LGBT 169名 (3年生)
2/10(水) 県立賀茂北高等学校 LGBT 66名 (1・2年生)


生徒の皆さんからは,次のご意見をいただきました。

【男女共同参画の視点を通して働くことの意味を考える】
・就職活動のアピールポイントや,コミュニケーションが円滑に進む方法を知ることが
 できました。

【デートDV】
・自分のことも相手のことも大事にできる人でありたいと思いました。
・人との関係で,相手を傷つけるのは絶対よくないと思いました。

【LGBT】
・パンフレットが用意されていて詳しく理解することができたのはもちろん、
 当事者の方々の意見や,体験のお話を聞くことができました。
・自分の体験談と共に話していたので説得力があり,分りやすかったです。





※エソール広島では,5月14日(金)まで,令和3年度の高校生向け出前授業の 
 申し込みを受け付けています。
 詳しくはこちらをご参照ください。

 

令和2年度 エソール広島トークセッション


このイベントは,コロナの状況から約1年が経過し,先行きが見えない中,「起業」「在宅ワーク」「副業」等,新しいことを始めるきっかけ作りとして,家事や育児との両立をしながら活躍をしている女性起業家2人をゲストに迎え,コロナ禍での働き方,家事の工夫等を聴き,自己の課題解決につなげる場として企画したものです。
オンラインで508名の方にご参加をいただきました。

 
実施日 テーマ ゲスト 視聴者(オンライン)
1/27(水)  私たちが考えるこれからの働き方
~withコロナで変わったこと学んだこと~ 
上山 広美さん
(美心家オアシス代表)
藤岡 佳子さん(TONOERU代表)
508名


ゲストのおふたりには,
「仕事と子育てを両立する上で心掛けていることは?」
「起業して働き続けるためのモチベーションの保ち方を教えてください」
「上手な時間の使い方で特に気を付けていること,コツなどありますか?」
などの参加者からの質問に,なごやかな雰囲気の中,丁寧に答えていただきました。


また,参加者からは,次のご意見をいただきました。
・Zoomは家で気軽に参加できるのがとても良いと思いました。
・リアルでお話が聞きたかったですが、このご時世では難しいですし、
   自宅でゆっくり聞けたのがよかったです。


ご参加の皆さま,ゲストの皆さま,ありがとうございました。


 

公開講座 人生はあっという間-親の介護、わたしの老後-


この講座は,誰もが自分らしく生きる社会づくりの一助とするため,男女共同参画の意識啓発につながる研修を広く県民を対象に実施するものです。

11月15日(日),講師に臨床社会学者の春日キスヨさんを迎え,「人生はあっという間-親の介護,私の老後-」というテーマでお話していただきました。
エソール広島と3市町6会場の127名,うちオンラインでは101名の方にご参加をいただきました。



参加者からは,次のご意見をいただきました。​
・自分の老後のあり方について考える機会になりました。
・超高齢化の生き方の一つの指針となりました。
・データに裏付けられた,リアルな老後設計の大切さを学びました。

・数十年間の急激な社会の変化が,数値化したグラフ等により,とても
 よく理解ができました。
・「素直さと良い関係づくり」が大切だと分かりました。



ご参加の皆さま,講師の春日さん,ありがとうございました。


 

メンタルサポーター養成講座<基礎編>


この講座は,相談業務や対人援助活動に携わる方を対象に,社会状況の変化や人間のこころの成り立ちを理解し,男女共同参画の視点を持った相談員を養成することを目的として実施しました。

今期は令和2年9月,全3回にわたり開講し,25名の方に受講いただきました。

 
開講日 テーマ 講 師
9/6(日) 「相手と関わる」「相手に共感を伝える」ための土台をロールプレイで学ぶ 小早川 久美子さん
(広島文教大学心理学科教授・
同大学心理教育相談センター長・臨床心理士)
 
9/13(日) 信頼して,自分の悩みを話したくなる言葉かけとは?
9/20(日) 相手に共感し,悩みの本質をどのように伝える?解決に向かうための技法


受講生からは,次のご意見をいただきました。​
・聞くことの重要さが実感でき,これからに活かせる講座だと思いました。
・ワークの内容が細かく段階を追って行われたので,違いに気づきやすく,分かり
 やすかったです。
・ロールプレイを数回重ねて,自分の在り方を見つめ直すことができました。


受講生の皆さま,講師の小早川さん,ありがとうございました。