(公財)広島県男女共同参画財団「エソール広島」は,男女共同参画社会づくりのための拠点です

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19日

講座イベント実施報告

令和3年度 高校生向け出前授業

 この講座は,今後の社会を担う高校生が「男女共同参画」について考えるきっかけにし
ていただくこと,また,多様な人々がそれぞれの個性と能力を生かして自立した生活を送
り,お互いを理解し尊重することの大切さなどについて,学んでもらうことを目的として
実施しています。

 今期は令和3年5月から令和4年2月まで,8校,計9回実施し,延べ1,562名の皆さ
んに受講いただきました。

 
実施日 実施高校名 テーマ 受講者(対象学年)
5/15(土) 県立音戸高等学校 LGBT 56名 (1~3年生)
9/8(水) 県立賀茂高等学校定時制 女性の働き方について 40名 (1~4年生)
11/11(水) 進徳女子高等学校 生理の貧困,
ジェンダー平等
16名 (3年生)
11/17(水) 県立神辺高等学校 LGBT 155名 (3年生)
11/24(水) 県立総合技術高等学校 男女共同参画の視点を通し
て働くことの意味
228名 (3年生)
11/25(木) 県立戸手高等学校 LGBT 650名 (1~3年生)
12/16(木) 比治山女子高等学校 LGBT 195名 (2年生)
1/13(木) 進徳女子高等学校 LGBT 52名 (1~3年生)
2/10(木) ノートルダム清心中・高等学校 LGBT 170名 (2年生)

生徒の皆さんからは,次のご意見をいただきました。

【LGBT】
・お話を聞いて,自分の価値観がまたひとつ広がったなと感じました。自分と同じ人はい
 ないので,相手をしっかり認めて,否定はしないようにしたいと思います。
・自分の体験をもとに話してくださったので,理解しやすかった。
・性について悩んでいた時期もあったので,今日のお話を聞いて,他の人と違っていても
 いいのだと気持ちが楽になりました。
・実際の体験談を聞いて,「自分の嫌な部分も自分の魅力」という言葉が心に残り,素敵
 だと思いました。
・普通とは,男らしさとは,女らしさとは何なのか考えさせられました。何よりも自分ら
 しく生きることが大切だなと思いました。
・トランスジェンダーの方のお話を直接聞く初めての機会でした。実際の体験を聞くこと
 で,セクシャルマイノリティの方の苦悩を知ることができました。

    
    


【女性の働き方について】
・授業を聞いて,やりたいことを真剣に考えてみようと思いました。
・男だから,女だからという考え方を変えることに興味がわきました。
・自分の体験談と共に話していたので説得力があり,わかりやすかったです。
  



【男女共同参画の視点を通して働くことの意味】
・とてもわかりやすい説明で,今の社会の現状と改善点をしっかりと理解できました。
・グループワークを交えて,自分の考えだけでなく相手の考えも知れたので楽しかった。
・「働く」ということについてしっかりと理解でき,とても楽しい授業でした。
  


【生理の貧困,ジェンダー平等】
・政治という自分にとって未知の世界で活動している方のお話を聞けて,私も女性として
 活躍したいと思える原動力となりました。
・地域の活性化についての取組みがすごく良いと思いました。

 

~その後のアクション~
「生理の貧困」を通してジェンダー課題を研究した進徳女子高校の生徒の皆さんは,崇徳
高校の生徒に対し,このテーマをプレゼンテーションしました。崇徳高校の生徒からは,
課題に気づき考えるきっかけになったという感想をいただいたそうです。
   
また,「トイレットペーパーと同じように生理用ナプキンをトイレに置きたい」との思い
から署名運動を行い,学内トイレに生理用ナプキンを配置する試みも実施しているとご報
告をいただきました。

▶進徳女子高校のホームページから