LGBTスタディーズ ~性の多様性と教育-実践への第一歩-
2月12日(土),「LGBTスタディーズ~性の多様性と教育-実践への第一歩-」を実施しました。
オンラインで93名の方にご参加いただきました。
講師に大池 真知子さん(広島大学ダイバーシティ研究センター センター長 教授),城 英介さん(”人間と性”教育研究協議会広島サークル代表幹事・中国ブロック幹事)をお迎えし,性の視点から見た多様性の考え方や現状,教育現場における性的マイノリティの子どもたちへの対応方法などをお話しいただきました。
また,最後に河口 和也さん(広島修道大学 人文学部 教授)を交えた3名で,参加者の方からいただいた様々な質問にお答えいただきました。
参加者からは,次のご意見をいただきました。
・子どもたちに性の多様性を指導することの意義と大切さを再認識しました。
・児童生徒の多様性を尊重していくためには,何のために,なぜそうしているのかを教職員で共有し,意識を変えていき,実行していくことが大切だと思いました。子どもたち一人ひとりと向き合い,当たり前にやってきたことを問い直し,誰一人取り残さない学校づくりを行うことが大事だと感じました。
・インクルージョンという概念を初めて知りました。また,学校現場で直面している数々のことを伺って,自分が今後,どのように対応していけばよいかヒントを得ることができました。
・性の多様性だけでなく,人としての多様性を重要視した社会の構築につながる教育が必要であること。そして,人を形成する上で性については欠かせない要素であり,誰しもがグラデーションの中に位置付けられていること。
・「すべての人に関わることとして性をとらえられる」という言葉に,納得できました。LGBTQに関して当事者もおり,授業などで話をしますが,なんとなく「これでいいのか」という不安感も今まではありました。しかし,もっと自信をもって話題にしていくことが,マイノリティだけではなくすべての人のより良い生き方につながるのだということを実感しました。
・教育現場において,性の多様性に対する理解がいかに重要なのか,わかりました。私は将来教育に携わりたいと考えているので,さらに勉強したいと思うようになりました。
ご参加の皆さん,講師の方々,ありがとうございました。