(公財)広島県男女共同参画財団「エソール広島」は,男女共同参画社会づくりのための拠点です

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アーカイブ:2023年
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24日

応援メッセージ

春日 キスヨ さん(臨床社会学者)

 エソールスタートから30数年。女性は生きやすくなったでしょうか。コロナ禍での女性の自殺率の上昇やシングルマザーの窮状は,同一世代内で分断が進み貧困格差,生活格差が広がる現実を可視化しました。
 今後エソールに求められることとは何でしょうか。多様化,多元化する時代,人としての尊厳が守られる社会のあるべき姿をジェンダーの視点から学び,構想し,人と人とをつなぐ結節機関となること。超高齢化,単身化が進むなか,それは「生きることとケア」の視点なしにはないと考えます。
 

 

 

林 正史 さん(株式会社山崎本社 会長)

 私の育ての母,山崎妙子は広島県女性会議の初代理事長です。そして弊社の会長でした。
 私は幼いころから,女性の地位向上のために尽力している母の姿を見ておりましたので,貴財団の活動をいくらか理解しているつもりです。
 ただ,企業経営者の観点からみると,男女共同参画には課題が多いのではないかと思っております。その課題の解決のためには,男女のみならず,社会の多種多様な組織の方達でよく考えていくべきと思っております。私なりに協力できることがあればお手伝いさせていただきます。

 

寺本 佳代 さん(弁護士)

 エソール広島が取り組むジェンダーやダイバーシティの問題は,長い歴史を持つ問題であると同時に,今もっともホットなテーマです。1989年の開設から30年あまり,私たちを取り巻く社会の状況はものすごい勢いで変化をしています。
 それと同じ勢いで,女性,男性,夫婦,親子,家族,ジェンダー等に関する悩みも,多様化・複雑化しています。エソール広島は,時代とともに多様化・複雑化する様々な逆境や困難をしなやかに乗り越える力,いわゆるレジリエンスを培う場所として,ほかにはない存在です。
 これからもエソール広島の活動に大いに期待しています!

 

丸山 法子 さん(一般社団法人リエゾン地域福祉研究所 代表理事)

 今まで当たり前だったことが言ってはいけない,やってはいけないと言われ,少々難しさを感じつつある昨今,控えめなコミュニケーションにしようとしてはいませんか。一つひとつのルールを確認しながら安全な道を歩くだけでは自由やおもしろさがなく,無機質な日々になり,世の中の成長も滞りがちになります。
 そんな生活,楽しいですか?わたしたちは,お互いを大切にする生き方を実現して,のびのびと生きられる街に暮らしたいと思います。
 そのために,新しい知識と価値観にふれたり,人々の声を聞いたり声を伝えたり,そして自分にできることや,ちょっとだけチャレンジしたりする機会があれば,人も企業もうまくいくのではないでしょうか。
 エソール広島は,未来の広島のために,性差をこえて手をむすびあえる拠点です。県民のひとりとして,自分から「こんなことできないかな?」と声を出したり,動いてみたりしたいなと思っています。いっしょに考えたい人たち,動きたい人たちは,ぜひここでつながりあってみませんか。福祉の未来をつくるわたしも,応援しています。

 

嶋治 美帆子 さん(株式会社ヒロデンプラザ 代表取締役社長)

 変化のスピードが加速している今,これまで常識とされていた価値観だけでは,未来を切り開くことが難しい時代になっています。男性・女性に当てはめられた『性別役割』に囚われることなく,お互いの価値観を受け止め,理解し合い,新たな発想のもとで,未来に向かって,共に働きやすい・住みやすい・生きやすい広島に変えていく活動が求められている,と感じています。
 その活動拠点として,「エソール広島」は重要な役割を担っています。私自身,「エソール広島」との出会いによって,たくさんの学びと気づきをいただきました。
 これからは「応援サポーター」としても,ジェンダーの枠を越えて,誰もが働きやすい・住みやすい・生きやすい広島の実現に向かって,仲間とともに活動をしていきたいと思っています。一緒に「エソール広島」から,未来の広島を創造していきましょう!

 

坂本 和子 さん(NPO法人キャリアネット広島 顧問)

 大学生の孫たち(東京・広島在住)から「男女共同参画社会」という学びが殆どなく内容を知らない者が多いのでは(?!)と聞かされ,それなら財団が今,出前講座を希望校へ実施しているようにもっと宣伝し,多くの若者と会うべきだと感じた。
 また,財団にも研修をいろいろ企画して呼び込む工夫をしていただきたい(大学サークルの人を役員にして人集めの企画をする会を持つなど…)。
 20年前,私が活動に励んでいたころ,男女雇用機会均等法が成立していろんな面で変化し状況がよくなったが,まだ改善の必要性がある。
 エソール広島を活動や発信の場として期待したいものだ。

 

広島県の男女共同参画をすすめる会

 平成元年に富士見町に建設された「エソール広島」の建設に向けての知事への要望と寄付金集めは,県内外の女性団体やチャリティーイベントでの働きかけ等,当時の「広島県の婦人の地位向上と社会参加をすすめる会」,「広島県地域女性団体連絡協議会」が中心となって呼びかけ,県とともに誕生させたものです。真の男女共同参画社会の実現をめざして様々な世代の女性たちと取り組み,次世代により良い未来を引き継ぐためにも,今後とも志を同じくする仲間たちと活動を進めていきます。

広島県の男女共同参画をすすめる会
会長 吉村 幸子 さん